韓国留学やワーキングホリデーを始めるにあたり欠かせないのが家探しですよね!
日本と韓国での違いなど、気になる&不安な方も多いと思います!
この記事では、私が韓国ワーホリをする際にソウルで家探しをした方法を紹介します!
家探し~契約~入居までの流れや、韓国の物件の種類、家選びの注意点などまるっと解説していますので、ぜひ参考にしてください!
韓国の家についての基礎知識
韓国の家を借りる時に必要な主なお金は、家賃(월세)・保証金(보증금)です。
家賃タイプにはウォルセ(월세)とチョンセ(전세)がありますが、外国人が1年程度家を借りる場合、たいていはウォルセです。家賃は基本的に前払いです。
- ウォルセ(월세)…毎月決められた金額を大家さんに支払う制度で、いわゆる家賃のこと。ウォルセ契約の場合、契約時に保証金を支払うのが一般的。
- チョンセ(전세)…賃貸契約時にまとまった保証金を支払うことで月々の家賃の支払いがなくなる制度。
- 保証金(보증금)…契約時に大家さんに預けるまとまったお金。退去時に掃除費用などを差し引いて返金される。
その他、月々かかる費用として、管理費(관리비)・電気代(전기세)・ガス代(가스비)・水道代(수도세)・インターネット料金(인터넷 요금)があります。
私が住んでいる家は管理費に水道代とインターネット料金が含まれていて、電気・ガスは使った分だけ請求書(지로)が来て自分で振り込む方式です!
物件タイプやその家によって料金体系が違うので、入居時によく確認しましょう!
韓国の物件タイプ
韓国の物件には、主にワンルーム・オフィステル・コシウォンがあります。
ワンルーム
いわゆる日本の「アパート」のような家。
5階建て以下の低層の建物が多く、飲食店などがなく完全に住居だけで独立しています。
契約期間は1年~が多いですが、たまに短期契約可能な物件もあります。(短期契約の場合家賃は100万ウォン程~)
家具家電付きのフルオプションの部屋も多いです。エレベーターがない物件も多い印象です。
オフィステル
「オフィス」+「ホテル」を合わせた造語で、高層の建物の上層階が住居になっているタイプの物件です。
低層階には飲食店などが入っていることが多いです。
商業施設が集まる場所などワンルームより立地が良い場合が多く、室内もワンルームより綺麗な印象の物件が多いです。
管理人が常駐する物件も多く、管理費がワンルームより高めです。
契約期間は基本的に1年~です。
コシウォン
「고시(考試)」から来ていて、元々は受験生が勉強に集中するために作られた部屋で、こじんまりとしたスペースに必要最低限の設備のみが備え付けられているタイプのお部屋を指します。
最近ではワンルームと見間違えるほど広々としていて設備が整ったコシウォンも登場しています。
キッチンや洗濯機は共同の物件が多く、ご飯やキムチが提供されるところも多いです。
家賃はワンルームやオフィステルより安めで、1か月~契約可能な物件も多いです。
各物件タイプを比較すると次のようになります。
物件タイプ | 保証金 | 家賃 | 管理費 | メリット | デメリット |
ワンルーム | 500万ウォン または1000万ウォン |
50~80万ウォン程 | 5~8万ウォン程 | ・プライベートな空間で過ごせる ・室内が広め |
・基本的に短期契約不可 ・防音が完璧でない物件も多い |
オフィステル | 1000万ウォン | 60~100万ウォン程 | 7~13万ウォン程 | ・セキュリティがしっかりしている ・室内が綺麗 |
・基本的に短期契約不可 ・家賃や管理費が高め |
コシウォン | 0~10万ウォン程 | 25~70万ウォン程 | なしの物件が多い | ・短期契約可能 ・家賃が安め |
・キッチンなどは基本的に共同 ・防音性能が良くない物件が多い ・契約者以外の宿泊禁止 |
この他、ワンルームテル(원룸텔)と呼ばれるコシウォンとワンルームの中間のような物件や、キッチンや浴室などを共同で利用するシェハウスもよく利用されます。
家探しのタイミング
韓国での家探しは、スピード勝負です…!
先にお金を入金した者勝ちなので、内見をしている間に他の人が契約をしてしまう…なんていう場合も多々あります…
家を決める時は、ここだけは譲れない、という条件を決めておいて、気に行った物件は即決するぐらいの勢いが必要です!
それぞれの物件タイプの部屋探しを開始するタイミングの目安は以下の通りです。
物件タイプ | 部屋探しのスタート時期 |
ワンルーム | 入居希望日の1~2か月前 |
オフィステル | 入居希望日の1~2か月前 |
コシウォン | 入居希望日の1~2週間前 |
私はちょうど大学の入学シーズン直後の3月ぐらいに家を契約したので本当に物件がなく、家選びにはかなり苦戦しました💦
家探しの流れ
ここからは韓国でお家を契約する際の流れについて説明します。
希望条件を決める
良い物件が出たらスピーディーに契約を進めるためにも、希望の家の条件を整理しておきましょう!
✔考慮するポイント
- 家賃
- 立地(語学堂からの距離や周辺施設、治安)
- セキュリティ(CCTVや共同玄関の施錠の有無)
- 築年数
- 日当たり
- 防音性
- 部屋の設備(キッチン、家具家電・収納の有無など)
ちなみに韓国のワンルームでは、モニター付きインターホンなどはない物件が多く、防音も完璧ではない場合がほとんどで、日本と同じ条件は期待しない方が良いです(泣)
治安は、デリムなど韓国人でも近寄らないエリアを除いてはソウル市内はどこもあまり変わらない印象です。
物件を探す
物件の探し方は主に2種類あります。
韓国のアプリ
韓国語がある程度できる方は、韓国人も使う部屋探しのアプリを使う方法があります。
✔代表的なアプリ
- 직방(チクパン)
- 다방(タバン)
- 네이버 부동산(NAVER不動産)
- 피터팬의 좋은방 구하기(ピーターパンの良い部屋探し)
アプリで気になる物件があったら、掲載されている連絡先に連絡して条件などを聞いていきます。
問い合わせの際に韓国の電話番号が必要だったりと、韓国にいないと難しい部分があるかもしれません💦
日本のエージェント
韓国での家探しが初めて or 日本語でのやり取りが安心、という方は、日本の不動産エージェントに依頼するのがおすすめです!
✔代表的なエージェント
- ソウル部屋ナビ
- おうちコリア
- ハートステイコリア
私はソウル部屋ナビさんに依頼して、日本にいる時に家を契約しました。手数料(大体家賃1か月分)の負担はありますが、韓国に住むのが初めてだったのでとても心強かったです!
家探しが難航しすぎておうちコリアさん・ハートステイコリアさんにもお問い合わせをしていたのですが、どのエージェントさんもとても迅速丁寧に対応してくださいました(泣)
内見をする
良い物件があったら、実際に内見をしていきます。
日本にいる場合、エージェントさんを通して写真や動画、ビデオ通話で内見を行います。
ただし、サイトなどで見た部屋が契約済になってしまっている場合もあるので、その時点で空きがある部屋をいくつか提案してもらって内見するという形になることが多いです。
後述しますが、韓国では人が住んでいる状態で次の入居者候補の人が内見に来ます…日本では考えられませんが、居住者には内見に応じる義務があります💦
内見のための渡韓については、時期に十分注意してください!
部屋を契約する
住む部屋が決まったら、保証金を支払い、契約書を交わします。
この契約書は、外国人登録証の作成時などにも必要になるので、コピーを取るなどして大切に保管します。
また、契約後は以下の手続きを忘れずに行いましょう。
- 住宅賃貸者契約申告制度:契約開始から30日以内に行う
- 確定日付:契約開始から14日以内に行う
上記の手続きは、賃貸人や不動産が入居者と不正な契約を結んでいないかを住民センターで把握し、入居者が退去時に保証金をしっかりと受け取れるようにするために行うものです。
不利益を被らないためにも必ず行いましょう。
入居する
賃貸契約が完了したら、いよいよ家に入居します。
ソウル部屋ナビさんを通して家を契約した場合の流れとしては
- 韓国の不動産に立ち寄り契約書を作成
- 家に移動
- 家に入って設備などの説明をしてもらう
という感じでした!(すべて部屋ナビスタッフさんが付き添ってくださいました!)
私の家は、入居当日からガスや電気、インターネットなどすべて使用できました!
退去する
退去時のことも頭に入れておくと良いと思います。
韓国では、契約期間が終わって更新をしない場合、前もって大家さんに退去する旨を伝える必要があります。
- ワンルーム・オフィステル:3か月~1か月前
- コシウォン:1か月~1週間前
大家さんによって異なるので、入居時に必ず確認が必要です。
この通知を行わないと、自動で契約が更新されてしまうことがあります。
私の家は2か月前に大家さんに退去の旨を伝える必要があり、その次の日から次の入居者候補の人たちが次々と家を見に来ました…(号泣)
まとめ
今回は韓国での家探しについて、物件ごとの特徴や契約の流れ、注意点などを解説しました!
半年~1年という長い期間住む家なので、気に入った家でトラブルなく過ごしたいですよね!
事前にポイントを押さえて準備しておけば難しいことはありません!
皆さんが気に入った家に出会って素敵な韓国生活を送れることを願っています♪
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