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あやうく一生懸命生きるところだった【韓国語】心が軽くなる名言3選

あやうく一生懸命生きるところだった 韓国語の本

こんにちは、Ria(@riakoreangul)です。

今回は、韓国語エッセイ「하마터면 열심히 살 뻔했다(あやうく一生懸命生きるところだった)」について、ご紹介したいと思います。

この本の著者であるハ・ワンさんは、何かと生きづらい世の中で、脱力系エッセイストとして注目を集めています

ハ・ワンさんのデビューエッセイである本書は、韓国で販売25万部を記録するベストセラーとなりました。

仕事・勉強・恋愛・お金など、誰もが悩みを抱えながら生きている現代。そんな悩める心がフワッと軽くなる、ハ・ワンさんの言葉たちをご紹介していきます。

韓国エッセイを使ったおすすめの勉強法はこちら!

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作者:ハ・ワンさんのプロフィール

 

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エッセイストとしてデビューする前は、会社員として働きながらイラストレーターとして活動していたハ・ワンさん。その経歴はかなり個性的!

  • 4度の受験を経て、홍익대학교という美術大学に合格
  • 大学4年間は美術学院でアルバイト。学費を稼ぐためのアルバイトのはずが、忙しすぎてほとんど授業を受けられずに卒業
  • 大学卒業後は「本当にやりたいこと」を探すため、人生の「空白期(充電期間)」に突入。その間に小説や絵本の制作に励むも、やりたい仕事は見つからず
  • 3年間の「空白期」を経て、先輩の紹介でデザイン会社に入社
  • 入社して間もなく出版社からのオファーを受け絵本を出版。同時にイラストレーターとしての活動も始める

本のテーマである「頑張らない生き方」とは裏腹に、相当な苦労をされてきた方だということが分かります。

動画では、ハ・ワンさんがご自身のことや、このエッセイについて語っています。興味のある方は是非チェックしてみてください^^

ほんわかした雰囲気がイラストの雰囲気そのままの方ですね♪

「あやうく一生懸命生きるところだった」のあらすじ

上で紹介した通り、若い頃から苦労が多かったハ・ワンさん。この本では、ハ・ワンさんが受験生活や社会人生活を通して得た、さまざまな気づきが描かれています。

会社員・イラストレーターという二足の草鞋を履き、忙しく働いていたハ・ワンさん。ある時ふと、心も体も疲れきっていたことに気づきます。「自分の向かっている方向は正しいのか」。その答えを探すために、少しの間、立ち止まってみることにしました。

長く勤めていた会社を退職し、「頑張らない生き方」を始めたハ・ワンさん。

それまで常に自分は不幸だと感じ、他人の視線を気にしながら生きていたのが、仕事を辞めたことでさまざまな変化が訪れます。

この本では、頑張らず、流れに身を任せて生きる、ハ・ワンさんの「人生を賭けた実験」がユーモアいっぱいに描かれています。

「あやうく一生懸命生きるところだった(韓国語)」の試し読みはこちら
リンク先ページ上部のヘッドフォンマークを押すと音読サンプルも聴けます♪

こんな人におすすめ

この本は以下のような悩みを持っている方におすすめです!

  • 頑張りすぎて疲れてしまう人
  • 他の人からどう思われているか、気になってしまう人
  • 今の仕事が自分に合っているのか、悩んでいる人

本作をより掘り下げた内容の「저는 측면이 좀 더 낫습니다만(今日も言い訳しながら生きてます)」もあわせてチェック!

本の評価(韓国サイトより)

韓国の書籍サイトを見ると、次のような評価になっています。(10点満点、2024/4現在)

  • 교보문고:9.2
  • 알라딘:7.8
  • YES24:8.8
  • 総合:8.6

ストレス社会の韓国で、この本に癒された人も多いのかもしれませんね。

もう頑張らない!心が軽くなる名言をご紹介

この本には、ハ・ワンさんの独特な視点から「こんな考え方もアリなんだ!」と思わせてくれる名言が詰め込まれていました。

今回はその中から、私自身がとても勇気づけられた名言を3つご紹介します。

※日本語はすべて私が翻訳したものです。

あきらめる勇気

지금 우리에겐 노력보다 용기가 더 필요한 것 같다. 무모하지만 도전하는 용기 그리고 적절한 시기에 포기할 줄 아는 용기 말이다.

今私たちに必要なのは、努力より勇気なのかもしれない。無謀なことにも挑戦する勇気、そして適度なタイミングであきらめる勇気だ。

하마터면 열심히 살 뻔했다:p.56

私たちは、幼い頃から「最後まであきらめるな」「あきらめたらそこで試合終了」といった言葉を聞かされて育ってきました。

「あきらめ=卑怯」「我慢=美徳」と捉えられがちですよね。

しかし、ハ・ワンさんは「あきらめること=賢い選択」にもなるということを教えてくれています。

 

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自身が大学入試で三浪をした経験から、あきらめきれず執着することで、時に大きなものを失うことがあると語っています。

また、あきらめることと逃げ出すことはイコールではないとハ・ワンさんは語ります。

自分を苦しめてまで努力するよりも、今ある自分の姿を認めて、新しいことにも挑戦する勇気が必要なのかもしれませんね。

幸せになるために「頑張らない」

나는 인생을 포기하지 않았다. 오히려 더 잘 살고 싶은 마음에서 열심히 살지 않기로 결심했다.

僕は人生をあきらめたわけじゃない。むしろ今より幸せになるために、一生懸命生きることをやめたんだ。

하마터면 열심히 살 뻔했다:p.105

もう頑張らない!」と宣言したハ・ワンさん。周囲の人たちは、自暴自棄になったのではないかと心配し、同情し始めます。

しかしハ・ワンさんは、「頑張らない=人生をあきらめる」ではないと語っています。

 

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特に競争の激しい韓国では、努力をするのが当たり前で、成功こそが人生のゴールというような風潮があります。

そんな中この本では、成功だけを人生の目標としない生き方を教えてくれています。もちろん欲しいものはあるけれど、手に入れなくても良い、そんな生き方ですね。

また「自分のためだけの自由な時間」を持つことも大切だと言います。仕事やお金の悩みを忘れて、自由な時間を持つことが、心身ともに健康でいるために不可欠なのかもしれません。

自分を追い込みすぎず、休む技術を身に着けたいものだなとつくづく思いました。

やりたいことがなくても大丈夫

진짜 하고 싶은 일이 뭔지 모르겠다고? 괜찮다. 억지로 찾지 마라. 언젠간 찾아올 것이다. 어쩌면 안 찾아올 수도 혹은 너무 미세한 느낌이라 확신이 없을 수도 있다. 그래도 괜찮다.

本当にやりたいことが何か分からないって?大丈夫。無理に探さなくても、いつか見つかるはずだから。もしずっと見つからなかったり、自分の気持ちに確信が持てなくても、大丈夫。

하마터면 열심히 살 뻔했다:p.162

大学時代、休む暇なくアルバイトに励んでいたハ・ワンさん。卒業後、本当にやりたいことが何か分からなかったといいます。

3年間、就職せず自分探しの時間を過ごしますが、それでも夢は見つからず…

その経験から学んだのは、やりたいことは探してもそう簡単に見つかるものではないということ。

 

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最初からやりたいことが明確に決まっている人なんて、ほとんどいませんよね。

多くの人が、色々なことを試しながら少しずつ「本当にやりたいこと」に近づいていくのだと思います。

それに、やりたい仕事があっても皆がその仕事に就けるわけではないし、それが叶わなかったからと言って失敗したことにはなりませんよね。

ハ・ワンさんも、会社員やイラストレーターという仕事が夢だったわけではありませんが、結果的に楽しく、成長できる仕事に出会えたと語っています。

好きだからやるのではなく、やるから好きになる」という言葉があります。

よほど嫌いなことでない限りとりあえず挑戦してみる。そのうちに楽しくなってきて、いつしかそれが自分に合う仕事になっている。案外そんなものではないでしょうか。

頑張らず、流れに身を任せる。そんな風に生きるのもいいな、と思わせてくれる名言でした。

今日から実践したい3つのポイント

ハ・ワンさんの生き方から学んだ、ぜひ真似したいポイントをまとめてみました。

  • 自分を追い込みすぎず、常に肩の力を抜いて気楽に構える!自分の好きなことに使う時間を大切に。
  • 上手くいかなくても、その事実を受け入れる勇気を持つ。時には新しい方向に舵を切る柔軟さを身に着ける。
  • やりたいことが見つからなくても焦らない。いつか見つかると信じて、目の前のことから始めてみる。

まとめ

以上、「하마터면 열심히 살 뻔했다(あやうく一生懸命生きるところだった)」についてご紹介してきました。

少しシリアスな感じに伝わったかもしれませんが、中身はとてもユーモラスで、所々クスッとしてしまうような可愛らしさ満載の本です^^

難しい時代を賢く生き抜くためのヒントが詰め込まれた本書。

気になった方は、ぜひこの本を読んで「頑張らない生き方」を実践してみてはいかがでしょうか^^

書籍の情報
【書籍名】하마터면 열심히 살 뻔했다
【著者名】하완
【出版社】웅진지식하우스
【出版日】2018/4/23
【おすすめ度】★★★★☆
【キーワード】元気が出る、癒される、ポジティブになれる、ほっこりする
【ページ数】288ページ
【日本語版】あり

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