韓国語の会話をマスターしたいけど、ネイティブの友達がいない
社会人だから留学はちょっと…
こんな風に困っている方も多いのではないでしょうか?
そんな方も大丈夫!実は、韓国語の会話は一人でも練習できるんです!
むしろ一人で学習することにはメリットが多いです!
今回は、独学で韓国語の会話力を伸ばす勉強法についてご紹介します。
韓国語が話せるようになるために留学は必須?
韓国語で会話ができるようになるための手段として、まず最初に思いつくのが「留学」ではないでしょうか。
留学すれば韓国語を話す機会が増えて、自然と話せるようになるイメージがありますよね。
また留学まで行かなくても、毎日ネイティブの友達と話したり、韓国語教室に定期的に通わなければ韓国語は習得できない、と感じる方も少なくないでしょう。
でも実際のところ、留学したり、ネイティブと毎日話すことで必ず韓国語を話せるようになるというのは大きな間違いです。
留学で韓国語を話せるようになる人の多くは、一人でコツコツと勉強することに多くの時間を割いています。
裏を返せば、日本にいながら、そして韓国語ネイティブと毎日話すことができなくても、韓国語の会話はかなりのレベルまで上達させることができます。
私も留学経験はありませんが、不便を感じない程度の会話力をつけることができました!
手軽に利用できる勉強ツールを最大限活用しよう
留学をしたり、頻繁に韓国語教室に通うことは、時間やお金の面からあまり現実的でない場合も多いと思います。
じゃあ一体どうすれば良いの?
昔と違って今は、日本にいながらお金や時間をかけずに利用できる勉強ツールが溢れています。
こうしたアイテムを最大限活用すること・日常のちょっとした心がけで、韓国語会話は一人でも十分練習可能です。
コスパ良く、賢く韓国語を勉強しましょう!
ここからは、韓国留学経験なしの私が普段実践している、一人で韓国語会話を練習する方法を紹介していきます。
一人で韓国語会話を練習するメリット
具体的な勉強法をご紹介する前に、一人で韓国語のスピーキング練習をするメリットを見ていきましょう。
第二言語習得の知識を交えて紹介します!
間違った韓国語が定着するリスクを減らせる
外国語(第二言語)学習において、習得が不十分なうちに無理やり話そうとすると、学習者は知っている文法に単語を当てはめて変な外国語を話す傾向があります。
(参考:白井 恭弘『外国語学習の科学: 第二言語習得論とは何か 、岩波新書、2008年)
特に韓国語は日本語と文法が似通っているため、日本語直訳の韓国語が生まれやすいです。
間違った文を発話し、それが定着してしまうと、後から直すのが難しくなります。
初級段階では、誰かと無理に話すより一人で正しい韓国語を考える・口に出す練習をする方が効果的な場合もあるのです。
自信をつけた状態で相手と会話ができる
学習の初期段階では、自分の韓国語が合っているのか、自信がないことが多いと思います。
実は、失敗したらどうしよう、間違えたら恥ずかしいといった「不安感」や「自信のなさ」が強い場合、言語の習得を妨げてしまうと言われています。
このことから、まずは一人で会話の練習をして自分の韓国語に自信をつけることで、不安感を取り除いてあげることが重要なのです。
一人で韓国語会話を練習する方法
ここからは、実際に私が行っている勉強法についてご紹介していきます。
日本にいてもできる方法なので、ぜひチェックしてみてください。
韓国語で話す「リハーサル」を行う
韓国語を話す時、思い浮かんだことを日本語→韓国語に訳している時間はありません。
つまり、「韓国語で考える」ことが求められます。
韓国語で話したいことを頭の中で発話する「リハーサル」がスピーキングの準備として重要になってきます。
実は私自身、ある時頭の中で韓国語をしゃべっていることに気が付きました…!
その頃から、実際に韓国語を話す時も言葉がスムーズに出てくるようになったと感じています。
リハーサルをするだけで口に出さないと意味がないのでは…?
実は、頭の中だけで言った場合でも、口に出して言った場合に近い脳の活動を観察できることが報告されています。
もちろん、口に出して言う「独り言」も効果的です!
独り言には、自分で発話した内容(アウトプット)がインプットとなって蓄積されるメリットがあります。
また、相手がいる会話では、理解していない表現を使うことを避けたり、あいまいにやり過ごす場合がありますが、一人で練習する場合は、その場で正しい表現を調べることができます。
相手が間違いを一つひとつ指摘してくれるケースは少ないですよね…
日常生活で使う日本語をとにかく韓国語に変換する
先ほどのリハーサルにも関係してきますが、「韓国語を話せる=日常会話ができる」というレベルがまず最初のゴールではないでしょうか。
実は私たちが日常で使う単語の数は、800~900語と、かなり限られていると言います。
韓国語で日常会話ができるようになるためには、まずこの900語を使えれば良いわけです。
とある英語学習コラムで、英語が堪能な方が行っている学習法として「自分の1日の会話をすべて録音して英語で言えるようにする」という方法が紹介されていました。
録音するまで行かなくとも、ふと思い浮かんだ言葉を韓国語で言えるようにしておくことが、韓国語会話習得への近道です。
ドラマのセリフをシャドーイングする
個人的にかなり効果を感じたのがこの「韓国ドラマを使った勉強法」です。
自己紹介などは自分が言いたいことを言って終わりですが、実際の会話の場合そうはいきません。
相手の発言に合わせて適切な返答をすることが求められます。
そのためには、会話表現の引き出しを増やすことが大切です。
当然ながらドラマは対話形式なので、登場人物が相手の発言に対してどのように切り返すかを観察することで、会話のレパートリーを増やすことに繋がります。
また言語習得は、大量のインプット(無数の文や表現)を聞き理解することで進むとも言われています。
ドラマに出てくるネイティブ表現・生きた韓国語を大量に聞く→シャドーイングして口に覚えさせることで実際の会話で使える確率が高まります。
ドラマで覚えた表現が口をついて出てきたら気持ち良いですよ!
「一人で練習、相手との会話は本番」の気持ちで
独学で会話練習ができると言っても、最終的な目的は相手と会話することですよね。
一人で練習しているだけじゃつまらない…
そんな時は、相手がいる本番の会話は一人での練習の成果を試す場所だと捉えると良いです。
普段から頭の中でリハーサルしたことやドラマで覚えたことを発揮する機会ということですね!
スポーツと同じで、練習でできないことが本番でいきなりできるようになることはありません。
地道に練習するからこそ本番でも堂々と話すことができます。
また、自分の言ったことが相手に通じたり褒められたりすることほど嬉しいことはありません。
そうした成功体験を積み重ねることが、韓国語習得にも重要な役割を果たします。
まとめ:韓国語会話は独学で自信をつけよう
今回は、一人でできる韓国語会話の練習法について、第二言語習得の知見も交えてお伝えしてきました。
留学に行ったり、ネイティブの友達がいなくても韓国語会話は十分練習可能だということがお分かりいただけたでしょうか。
もちろんお金と時間が許すなら留学やネイティブとの会話は積極的に行うのがおすすめです!
正しい韓国語を身に付けるためにも、一人での会話練習を上手に取り入れて韓国語学習を進めてみてはいかがでしょうか。
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